14,800円 今回使用するのは、韓国のキッチンメーカー・Wiswell(ウィズウェル)の製品で、国内ではテックウインドが販売を手がける。コールドブリューコーヒーの魅力について同社は「えぐみや渋みといった雑味がなくすっきりとした仕上がりで、使用するコーヒー豆によっては果実味すら感じ取れるさわやかさ。熱湯で抽出する場合に比べカフェインも少なくなる」としている。 熱を使わない分、豆本来の味わい楽しめるという「コールドブリューコーヒー」。どうせなら、美味しいものを飲んでみたい! ということで、美味しいアイスコーヒーを楽しめる喫茶店で、コールドブリューコーヒーにオススメの豆などを教えてもらうことにした。 今回話を聞いたのは、JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分に立地するコーヒー専門店「珈の香(このか)」。ハンドドリップのコーヒーを楽しめるほか、豆の販売も行なう アイスコーヒーにオススメなど、様々な味わいの豆を販売する 同店のスペシャリティアイスコーヒーは、香りがよく、深みがありさらに最後に甘みを感じる味わい。このコーヒーを自宅でも再現したい! 「水出しコーヒーは、難しいテクニックが不要なので気軽に楽しめます。自分の好きな味わいの豆で、ぜひ楽しんでみてください。味わいは、あっさりとした仕上がりになるので、物足りなさを感じる場合もあるので、オススメはコクがある味わいの豆、焙煎はフレンチローストです。また、水出しだと酸味や渋みが出にくいのも特徴です」と珈の香の店長。 いろいろ相談して、同店のオススメ「ダークコロンビアブレンド」を選んだ。挽き方は、コーヒーメーカーの取扱説明書に従い、「細挽き」をオーダーした。ちなみに、取扱説明書では「フルシティロースト」以上の焙煎度をオススメしている。 まろやかでコクのあるコーヒー さっそく、コーヒーをいれてみた。本体の形状は円筒形で、トップカバー、ウォータータンク、コーヒーバスケット、バスケットホルダー、コーヒーサーバーに分解できる。 トップカバー、ウォータータンク、コーヒーバスケット、バスケットホルダー、コーヒーサーバーに分解可能。どのパーツも大きく洗いやすい 水を滴下させるノズル部分 コックシャフトとコックノズルに分解できる 水300mlに対してコーヒー粉を40g。付属の丸型フィルターを2枚を準備。1枚を敷いて、粉をバスケットに入れ、上から水で濡らしたもう1枚のフィルターをのせる。 コーヒーバスケットに丸型フィルターをセットする コーヒー粉を入れたら、全体が湿る程度に水を入れて表面を平らにすると、コーヒーバスケット内側の40gのガイド線にぴったり コーヒー粉の上に、水で濡らしたもう1枚のフィルターをのせる 組み立てて、ウォータータンクに水を入れてトップカバーをして準備完了 水が滴下する速度は、ウォータータンクのつまみで調整できる。滴下確認用の小さな窓があるので、そこから滴下の速度を確認できる。 つまみで速度を調節する。滴下が早いとあっさり、遅くすると濃い味わいになる。自分好みの速度を見つけるのが楽しい。滴下が早すぎるのであふれるので注意が必要 滴下させる速度にもよるが、この日は2時間程度で260mlほどのコーヒーが抽出された。水は300ml入れたが、コーヒーの粉に少し吸収されたようだ。出来上がったコーヒーはとても濃いので、水などで希釈するのがオススメだ。 出来上がったコーヒーを飲んで驚いたのは香りの良さ。2倍量の水で割って飲んだが、豆の風味が感じられ、コクはあるのにほんのり後味は甘く、まろやかで美味しい。コーヒー専門店で飲んだ味にとても近いコーヒーが出来た! しかも、冷蔵庫で抽出しているため、氷を入れなくても冷たい状態で楽しめる。これなら、時間が経って氷が溶け、味が薄くなることもない。始めから氷が溶けることを考えて、コーヒーを割る水の量を減らしてもいい。300mlほど抽出しても、2倍の水などで薄めるため実質600mlコーヒーを楽しめる。 ちなみに、滴下速度を早くすると15分ほどで滴下を終えた。2秒で1滴落ちるくらいの速度で抽出した場合は、滴下が終了するまでおよそ5時間かかった。見た目の色は変わらないが、味わいが異なる。 15分で抽出した方はあっさりとした味わいで、香りも軽い。苦みは感じるが他の味はあまり感じない。希釈しなくてもそのまま飲めそうな濃さだ。 一方、5時間抽出させたほうが、コクがあり味わいが複雑。苦みとコクを感じ、その後甘味が追いかけてくる。そして、まろやかだ。こちらは濃いので、そのまま飲むよりもカフェオレにした方が美味しかった。 冷蔵庫の野菜室のペットボトル置き場に入れて抽出した 冷蔵庫のドアポケットにおいてもいい 抽出された水出しコーヒー。このあと2倍量のミルクでカフェオレにして飲んでちょうど良い濃さだった 左側は15分ほどで抽出したコーヒー。右側は5時間ほどで抽出したもの。見た目にはそれほど違いがない 1日で飲みきれないときは、別の容器にコーヒーだけ移し替えて冷蔵庫で保存した。翌日に飲んでみても、香りも味わいも大きく変わらなかった。メーカーによると、「酸化しづらいので、翌日もいれたての味がたのしめる」とのことだった。 作り置きのコーヒーは、香りなど物足りないことが多かったが、この水出しコーヒーなら満足度が高い。コクがあるコーヒーなので、ミルクのとの相性がよく、毎朝アイスカフェオレにして楽しんだ。美味しいコーヒーって幸せ! ちょうど良い手間のかけ方が、楽しい ハンドドリップコーヒーの場合、お湯の温度、お湯の注ぎ方などで味が変わるので自宅で楽しむにはハードルが高い。一方、本機を使った水出しコーヒーの場合は、粉と水をセットするだけでいいので、拍子抜けするほど簡単だ。 水出しコーヒーには、麦茶のようにパックに入れたコーヒーの粉をウォーターポットに入れて抽出する方法もある。手軽さだけでいえば、そちらの方が簡単だ。しかし実際に本機を使ってみると、粉を自分で詰めて、滴下を自分で調整するという、ちょっとした手間が気分転換にもなり、コーヒーをいれるのが楽しみになってきた。本体の形状は、くびれなどがない形状で、パーツが大きいので洗いやすいので、お手入れもラクラクだ。 専門店の味が手軽に楽しめるので、コーヒー通から、コーヒー好きだけど自分でいれるのはハードルが高いと感じている人まで、幅広くオススメしたい1台だ。 大きめの水筒サイズなので、オフィスなどへも持ち運べる。ただし、滴下するため密閉されていないので、持ち運びながら抽出するのではなく、移動先で抽出するのがオススメだ 伊森 ちづるAmazonで購入「Wiswell water Dripper」ピアノブラック「Wiswell water Dripper」クリームホワイト
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