第3世代Ryzen Threadripperはプラットフォームを刷新、強力なI/Oを備えた
 米AMDは7日(現地時間)、11月より投入が予定されている第3世代のRyzen Threadripperの価格、仕様および性能プレビューを公開した。
 ラインナップおよび価格は、24コア/48スレッド、ベース3.8GHz、ターボ時4.5GHz、キャッシュ容量が合計140MBの「3960X」が1,399ドル、32コア/64スレッド、ベース3.7GHz、ターボ時4.5GHz、キャッシュ容量が合計144MBの「3970X」が1,999ドル。

SKU名

コア数

スレッド数

ベースクロック

ターボクロック

キャッシュ容量合計

価格(米ドル)

3960X

24

48

3.8GHz

4.5GHz

140MB

1,399

3970X

32

64

3.7GHz

4.5GHz

144MB

1,999
第3世代Ryzen Threadripperは2ラインナップで展開
 第3世代Ryzen Threadripperでは大幅なプラットフォーム刷新が入っており、このため従来のSocket TR4とは互換性が完全に失われ、新しい「sTRX4」となった。
 チップセットは「AMD TRX40」で、CPUとはPCI Express 4.0 x8で接続される。CPU側に56レーンのPCI Express 4.0を用意し、このうち4+4レーンはそれぞれNVMe x4およびSATA 6Gbps×4と排他で接続可能。
 一方、チップセット側にも合計16レーンのPCI Express 4.0を備え、このうち4+4レーンはSATA 6Gbps×4と排他で利用可能。よってプラットフォーム全体で合計で最大72レーンのPCI Express 4.0を用意するという、コンシューマ向けとしては破格の帯域幅を提供する。
 また、CPU側には4基のUSB 3.1(USB 3.2 Gen2/10Gbps)、チップセット側には8基のUSB 3.1(同)を備え、プラットフォーム全体で12基のUSB 3.1を備える。メモリはクアッドチャネルのDDR4-3200。
 AMDによると、Intel最上位のCore i9-9980XEと比較し、3960Xは22~54%の性能向上、3970Xは36~90%の性能向上が見込めるとしている。
Intelを圧倒する性能

関連記事

レビュー
by
劉 尭
写真で見る、第3世代Ryzen Threadripper対応のTRX4マザー「ROG Zenith II Extreme」
2019年11月19日

投稿者 chintablog

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です