CORSAIR初のゲーミングノートVOYAGER
 AMDは23日、COMPUTEX TAIPEI 2022に先駆けて基調講演を実施。AMD ADVANTAGEプラットフォームに準拠したCORSAIR初のゲーミングノート「VOYAGER」や、エントリークラスのノートPCやChromebook向けとなる新APUなどを発表した。
CORSAIR初の16型ゲーミングノート「VOYAGER」が今夏登場
 同社では、144Hz以上のディスプレイ搭載や100fps以上の性能が出ることなど、同社が定める基準を満たしたAMD ADVANTAGEプラットフォームを展開している。今回の基調講演ではこのAMD ADVANTAGEから、CORSAIR初のゲーミングノートとなる16型「VOYAGER」が登場すると発表した。
 ゲーミングだけでなくストリーミング向けである点も特徴で、キーボード上方にElgato StreamDeckアプリと統合された10キーのストリーミングコマンドセンターを搭載。1080p対応の高性能Webカメラも装備し、Camera Hubアプリによる各種設定も行なえるとしている。
 メモリはDDR5で、ディスプレイはFreeSync Premium/240Hz表示対応のWQHD+を装備。本機種は、2022年夏頃に世界各地の販売パートナーから発売する予定だという。
配信にも使える高品質なWebカメラを搭載
感圧センサーをW/A/S/Dキーに備えたLenovo「LEGION 7」も
ロード時間短縮などに寄与するSmartAccess Storage
SmartAccess Storage
 また同社では、SmartAccess MemoryやSmartAccess Graphics、SmartShiftといったSmartテクノロジーをすでに提供しているが、今回新たに「SmartAccess Storage」を発表した。
 SmartAccess MemoryやRadeon GPUを活用し、ゲームのロード時間短縮やテクスチャのストリーミング速度向上を図るもの。Microsoft DirectStorageに対応する一連の技術だとしており、従来ゲームデータの展開や転送によって生じていたレイテンシなどを解消する。詳細については、今後数カ月中に公開する予定だとしている。
エントリーノート向けAPU「Mendocino」
Mendocino
 同社はCES 2022にて、Zen 3+とRDNA2を採用したモバイル向けAPUとなるRyzen 6000シリーズを発表。DDR5メモリやPCI Express 4.0、USB4などへの対応とともに、長時間駆動も実現しており、これまでに72機種もの採用製品が登場したという。
 今回新たに、コードネーム「Mendocino」と呼ばれるAPUを2022年下半期に投入すると発表。メインストリームのノートPC向けAPUとなり、399~599米国ドルの価格帯のノートPCやChromebookを想定した製品となる。
 CPUは4コア/8スレッドのZen 2で、GPUはRDNA2を採用し、6nm TSMCプロセスで製造される。加えてLPDDR5メモリや最新のビデオコーデックに対応し、ZoomやGoogle Meetでのコラボレーションもシームレスに行なえるとしている。
 そのほか、デスクトップ向けの次世代CPU製品となるRyzen 7000シリーズについても、さらなる詳細を公開した。こちらは既報を参照されたい。
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投稿者 chintablog

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