インターネットマルチフィード株式会社(マルチフィード)、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)、およびNTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は共同で、400Gigabit Ethernetを用いたIX(Internet Exchange)相互接続実証実験に成功したと発表した。アジアで初の成功例だとしている。
 デジタル化に加え、近年は新型コロナウイルス感染症拡大による在宅時間増加の影響で、インターネットトラフィックが急増している。マルチフィードのIXサービスであるJPNAPやIIJ、NTT Comでは、100Gigabit Ethernetインターフェイスの提供や接続を行なってきたが、より広帯域なインターフェイスの提供が求められていた。
 2017年に標準化され、2019年以降登場している400Gigabit Ethernetインターフェイス搭載製品では、現行の4倍の帯域を発揮できるが、多数の事業者が接続するIXでは、異なる機器間の相互接続性が最も重要視される。
 今回の実証実験では、アリスタネットワークスジャパン、シスコシステムズ、ジュニパーネットワークスの提供する400Gigabit Ethernet(400GBASE-FR4/LR4)対応ルーターおよびスイッチを用いて、相互接続性や性能を確認した。その結果、商用提供が可能な品質であることが確認できたという。
 マルチフィードでは、JPNAPにおける2022年度内の400Gigabitサービス提供を目指し検討を進めるほか、IIJやNTT Comでも導入検討を進め、インターネットの発展やインフラとしての信頼性向上に貢献していくとしている。

関連リンク インターネットマルチフィードのホームページ インターネットイニシアティブのホームページ NTTコミュニケーションズのホームページ ニュースリリース(インターネットマルチフィード)

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投稿者 chintablog

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