株式会社JSOLは、理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」によるシミュレーション結果を、XR技術によって可視化することに成功したと発表した。
 これまで、富岳のシミュレーション結果は2次元の画面上にて再現を行なってきたが、平面上の静的な情報をもとにイメージするのには限界があった。今回、3Dグラフィックスを用いて結果を3次元化し、さらにXR技術でVRコンテンツ化を実現。動的な情報で臨場感があり、結果を分かりやすく体験できるようになった。
 まずはトライアルとして、富岳による飛沫シミュレーション結果をVR上で可視化し、体験できるコンテンツを開発。VRヘッドマウントディスプレイを装着すると、仮想のオフィス空間内で飛沫がどのように飛散していくのか追体験できる。
 同社では今回の技術を活用し、街や年における人や車の流れを分析し、安全で安心な暮らしや街づくり、災害時の被害最小化など、社会解決の課題に取り組んでいくとしている。

関連リンク JSOLのホームページ ニュースリリース

関連記事

50cmの距離で話すとマスク装着でも高リスク。オミクロン株を含めた富岳の飛沫感染分析
2022年2月2日

投稿者 chintablog

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です