東芝および東芝欧州研究所傘下のケンブリッジ研究所は15日、世界で初めて10Mbpsを超える鍵配信速度を実現する量子暗号装置の開発に成功したと発表した。
従来のソフトウェア処理をより高速に処理できる専用回路を用いたハードウェアや、光子通信の誤り特性を加味した処理規模の少ない誤り訂正方式を開発するとともに、従来のデータ変換処理の多並列処理化を実現。性能測定において、東芝が記録した従来の最高速度の約7倍となる13.7Mbpsを達成したという。
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