Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、2020年1月に発表した「LE Audio」の新コーデック「LC3(Low Complexity Communication Code)」の仕様書を公開した。
LE Audioは次世代のBluetooth Audioとして位置づけられており、LC3が持つ柔軟性を駆使し、低データレートで高い品質を保持。これにより、開発者はオーディオの品質と消費電力という製品にとって重要な属性を最適化できる。
このLE Audioは「プロファイル」、「LC3」、そして「Bluetoothコア仕様の機能アップデート」の3つの要素で構成されているが、今回のLC3仕様書のリリースにより、このうちの2つの要素が完成した。
これにより、HD Voice+やVoLTEネットワークなどで使われている高音質音声サービスを、Bluetoothヘッドセットで利用可能になる。また、音楽も抜本的な改善が見込まれ、優れた音質で転送量が50%削減されるため、バッテリ駆動時間の延長や機器の小型化が可能になるとしている。
実際にLE Audioを搭載した製品やソリューションは、2021年以降に登場するとしている。
関連リンク Bluetooth SIGのホームページ LE Audioのページ(LC3仕様書のダウンロードもこちらから)
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