Snapdragon 750G
 Qualcomm Technologiesは22日(米国時間)、5G対応のスマートフォン向けSoC「Snapdragon 750G」を発表した。
 5月に発表されたミドルレンジ向け「Snapdragon 768G」の下位、9月発表の「Snapdragon 732G」の上位にあたるSoCで、上位モデルと同じく5G対応モデム「Snapdragon X52 5G」を搭載。ミリ波やサブ6GHz通信などをサポートしている。
 CPUは8コアで最大2.2GHz動作のKryo 570を搭載しており、昨年(2019年)4月発表のSnapdragon 730Gよりも性能が20%向上。また、内蔵GPUについてはAdreno 619となり、グラフィックス描画性能は同730Gに対して最大10%向上した。さらに、最新の第5世代Qualcomm AI Engineが実装されたことで、AI性能は4.0TOPS(Trillion Operations Per Second)で最大20%増となった。
 このほか、Qualcomm Sensing HubによるAIベースのエコーキャンセル、バックグラウンドノイズの抑制機能が提供され、ゲームでのチャット時などに効果を発揮するとしている。

関連リンク Qualcomm Technologiesのホームページ ニュースリリース(英文) Snapdragon 750G 5G Mobile Platformの製品情報(英文)

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投稿者 chintablog

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