Snapdragon 410E
 アロー・ユーイーシー・ジャパン株式会社および株式会社チップワンストップは、Qualcomm製の組み込み向けSoC「Snapdragon 410E」の販売を10月14日より開始する。
 これまでQualcommのSoCはQualcommのパートナー向けにしか販売されてこなかったが、IoT市場の拡大に伴い、開発者のニーズを満たすために、今回初めて代理店を通して単独販売される。コマーシャルサンプリング開始から少なくとも10年間は販売を続ける。
 これまで組み込み向け製品は開発ボードや商用に使用できるモジュール、チップオンボード設計の個別プロセッサがあったのだが、Snapdragon 410E単体が加わることで、製品の初期コンセプト段階から商用可までを一貫してサポートできるようになった。
 Snapdragon 410Eはセットトップボックス、メディカルイメージング、POSシステム、産業ロボットやIoTアプリケーション向けとされており、Cortex-A53クアッドコアプロセッサ、Adreno 306 GPU、電源管理IC、Wi-Fi/Bluetoothコンボチップ、GPSなどを1チップに統合する。1,300万画素のカメラもサポートする。
 今後はより高性能なSnapdragon 600Eの販売も予定している。

関連リンク チップワンストップのホームページ ニュースリリース Qualcommのホームページ(英文) ニュースリリース(英文) アロー・ユーイーシー・ジャパンのホームページ

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投稿者 chintablog

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