Samsung Displayは、公式YouTubeチャンネルにおいて、カメラをディスプレイに埋め込めるノート向け「UPC(Under Panel Camera) OLED」のコンセプトを発表した。
カメラをディスプレイに埋め込むことでベゼルレス化を推し進め、93%の画面占有率を実現できるとしたほか、従来のディスプレイと比較して厚さが2.1mmから1mmに、重量が180gから130gに削減でき、これまでにない薄型軽量のノートパソコンが実現可能という。
バックライトが不要なOLEDディスプレイでは薄型化が容易なため、光学式や超音波式の指紋センサーを背面に埋め込むデザインはすでに実現しており、多くのスマートフォンで採用されている。同様にWebカメラを埋め込むことも可能で、すでに楽天の「Rakuten BIG」が前面カメラに採用している。ただ、ノートパソコンではまだ実用化されていない。
【1月19日訂正】記事初出時、ディスプレイ埋め込み型カメラの実用化はされていないとしておりましたが、すでに採用例がありました。お詫びして訂正します。
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